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ゴールデン・レトリバーのサラとラムとの日常のひとこまをご紹介します。
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カテゴリ:上皮向性リンパ腫( 6 )
サラは朝日の中で旅立ちました。
2012年10月12日午前5時50分
サラは、息を引き取りました。
13歳6ヶ月、上皮向性リンパ腫を患って1年11ヶ月でした。

昨日の朝まで、少し歩けて、ごはんも食べて、なんとかお留守番ができそうな様子でしたので、サラをおいて勤めに出ました。

帰宅したら、サラがフロアで立ち上がれず、そのままおしっこと便をしていました。

足ではなく体にに力が入らない様子で震えているので、寝かせて暖めてあげたらおちつきました。
パパが帰ってきたら、とても喜んで動かせない首をわずかに動かし、しっぽを振ります。
ほんとうにうれしそうな瞬間でした。

朝、病院につれていくつもりでしたが、朝方、息づかいが荒くなり、最後は血の混じった胃液を吐いて、苦しそうにパパを見つめながら息をひきとりました。

お薬のせいで、肝炎か胃炎を起こしてしまったのかもしれません。リンパ腫が消化管に浸潤していたのかもしれません。直接の死因はわかりませんが、治療がサラに大きな負担を強いてきたのは確か。

これで良かったのか、ママはまだ心の整理ができませんが、
獣医師に「この病気でここまで生きた犬は初めてですよ。よくがんばりました。」
と言われたことがなんとか救いです。


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親ばかですが、サラはすごく頭のいい犬で、いつも慎重に状況判断をする子でした。
最後もそうでした。
家族が揃っている時に一晩を過ごし、パパ、ママが出かける前に「お仕事の邪魔をしないよ。」とでもいうよう息を引き取りました。寝たきり介護が私たちにはできないことを知っていたのかもしれません。
そして、パパとママがお別れの覚悟ができた時期を見計らって、美しい姿のまま亡くなりました。

メールやツイッターで応援してくださった皆様
このブログを気にしてくださった皆様
皆様の励ましがなければ、折れていたと思います。
心から感謝しています。
ほんとうにありがとうございました。
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by sarahsgarden | 2012-10-13 19:30 | 上皮向性リンパ腫
上皮向性リンパ腫(その5:薬の功罪)
(病気の出現から1年10ヶ月。治療開始から1年4ヶ月)

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■薬の功罪
抗がん剤のロムスチンは副作用のため中止し、今はステロイド剤と抗生物質、免疫力をつけるためのインターフェロンの注射、βグルカンの処方をしています。
ステロイドが良く効いて、皮膚疾患は徐々に広がっているものの、小康状態です。
真っ赤だったサラの目の周りの赤みが引けています。

しかし、肝機能ALP(GTP)値は上がったまま、血液検査ではなんと3000を超してしまいました。

また、老化もあるとはいえ、目に見えて落ちていく筋力。動悸や息切れ。
お薬で体力を失っていくのがよくわかります。
特に筋力低下は、長期服用となったステロイドによるところもあるようです。
薬の副作用と考えられるサラの症状を上げてみます。


 抗がん剤:ロムスチン・・・・・肝機能低下(ALP 3,356IU 正常値4~57)
                白血球数の減少(87 正常値50~195)
                血小板の減少(5.0 正常値30~80)
           
 ステロイド剤:ブレドニン他・・多飲多尿、息切れ
                筋力低下(?)
                肝機能低下(上記ALP値)

 抗生物質:セファレックス他・・多飲多尿 軟便
                肝機能低下(上記ALP値)

 免疫抑制剤:ネオーラル・・・・投与開始したばかり

肝機能の数値がひどいです。ロムスチンは完全に中止しました。それでも肝機能は回復しないため獣医師にお願いして、ステロイド剤も少しでも減らせるよう、高価ですが免疫抑制剤の投与を始めました。
そして、心配していた水泳後の皮膚の状態がおちついているのを確認して、抗生剤を一時中止することにしました。

■抗生物質はやめるべきでなかった。
しかし、この抗生物質をやめたのがいけなかった。

足の潰瘍状の皮膚リンパ腫が化膿して左足がパンパンに腫れてしまったのです。
それも、一晩で。
痛みでサラは歩けなくなり、結局、大量の抗生物質を投与し、毎日病院に通うはめになってしまいました。
幸い、腫れも引けて、サラも歩き始めていますが、この数日の間にまた筋力がガタ落ちし、立ち上がりがつらそうです。前足も湾曲してきました。このダメージは大きかったなあ。

■薬が頼り
サラは、今薬づけです。
これは、どう考えても仕方がないです。

前向きな意味で、がん治療をしないという選択もあると思います。
どこまで犬の治療にお金をかけるかという問題もあります。

道はいくつかです。

目に見えない病気に苦しむ犬もいれば、病気でも穏やかにその時を迎える子もいます。
サラのように、日々病気の症状が表に出る子もいます。

私たちは、1年半の療養の日々で、サラのその時の覚悟は、できているような気がします。
13歳は、大型犬の寿命でもありますしね。
でも私たちは、サラの笑顔や身体が徐々に崩れていく様子を見る覚悟が全くできていません。

なんとか止めること、もしくは、少しでも先送りにすること、頼れる獣医師とともに苦心の日々です。サラと一緒に日々奮闘すること、そのことに前向きの希望を見いだし、明るい闘病生活をしています。

これが、12才直前まで病気一つしなかったサラの、私たち家族に課した最大で最後のおねだりでしょうか。
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by sarahsgarden | 2012-10-02 22:48 | 上皮向性リンパ腫
上皮向性リンパ腫ほか(その4)
病気の出現から1年9ヶ月。治療開始から1年3ヶ月

血液検査でも、肝機能GTP(ALP)値があいかわらず高く、抗がん剤投与を見合わせています。
やはり、皮膚の状態は悪くなり、潰瘍化した場所も出て、目と鼻の周りの赤みも増してきました。
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※真っ黒だったサラの目の縁。やはり病気の出現の頃から片目だけ不自然に色が抜け出しました。当時の獣医は「年齢のせいですよ。」と一蹴。それでも飼い主には何か違和感があったのですが、まさかこうなるとは・・・。

加えて、この暑さのせいでしょうか、気管支炎を起こしたらしく、ハアハアを通り越してゼイゼイになり、吐くように咳き込むことも。

レントゲンの結果、心配していた心臓肥大も肺水腫もないとのことで一安心。
気管を拡張させるお薬と抗生物質でだいぶ収まってきました。

悪いことだけではありません。
足のマッサージが効果があったのか、後ろ足は引きずらなくなったので靴なしで散歩ができるようになりました。たった1キロの散歩の後半で、よくずっこけていたのですがそれもなくなり、お散歩の距離ものびました。
良かった。

それでも、下半身の感覚が鈍くなっているのは確かで、おしっこシートをしょっちゅう外してフロアを洪水にし、ウンの方も場所を選ばずしてしまうことが多くなってきました。
トイレの失敗なんなかった犬なのに。

これが老犬と暮らすことなんだと実感しています。
お友達ワンちゃんたちの元気なたよりを見聞きして
13才なんて、まだまだと思っていたのですが、
そうはいきませんでしたね。

それでも、ずっといたい。サラといたい。

比類なき食いしん坊なだけに、生きる力はある犬です。
まだまだ、かんばれます。
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目ぢからのサラ。何年前かな。

気管支炎が治ったら、久しぶりに田沢湖で泳がせてあげようかな。軽くだけど。
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by sarahsgarden | 2012-09-04 21:10 | 上皮向性リンパ腫
サラの上皮向性リンパ腫(その3)
(病気の出現から1年8ヶ月、治療開始から1年2ヶ月)

検索サイトから、上皮向性リンパ腫を探しておいでになる方が増えています。
情報を探している方が多いのですね。
一つの例に過ぎませんが、参考にしていただければと思います。

1ヶ月前に飲み薬から、点滴に変更した抗がん剤のロムスチン。
できれば、3週間ごとにいれた方がベストらしいのですが、肝機能、血小板、白血球数値が悪く、見送りとなりました。
そうこうしているうちに、やはり病気は進行しています。パッチ状だった皮膚が硬くなり、場所によってはシコリがあります。次の段階に移行してきたのかもしれません。

それでも、サラ本人は食欲モリモリ(というよりガツガツか?)、ハアハアも多くなったけどまずまず元気です。
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患部の写真をアップしますが、写真は気持ちいいものではないので、興味のある方だけご覧ください。

上皮向性リンパ腫の患部の写真はこちらで。
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by sarahsgarden | 2012-08-01 14:00 | 上皮向性リンパ腫
上皮向リンパ腫の治療(その2)
抗がん治療を開始して1年と少し経ちましたが、やはり予想通り肝機能が落ちたため、抗がん剤「ロムスチン」の投薬を一時中止し、肝機能の治療薬とステロイド剤を変え改善を待ちました。
肝機能は改善していますが、今度は肝臓への負担が小さいという「点滴」でのロムスチン投与を行いました。

とはいえ、このがんの寛解は難しいので、すべて延命のための治療です。

症状は落ち着いてはいますが、相変わらず病変部のフケはすごいのです。
ただ、以前から脱色し、少し赤みを持っていた目の周り、鼻の脇など皮膚の柔らかい部分の赤みが増し、目はほんのりと出血し小さなカサブタもできるようになってきました。

また、後ろ足に歩行障害が出始めました。歩行中引きずってしまうことがあり、爪が痛いのか散歩をいやがるようになりました。そこで靴を履かせて、おやつで釣ったら、食いしん坊のサラは、また元気に歩き出しています。

骨に転移?と驚きましたが、先生曰く「老化による麻痺」の初期症状ということだそうです。仮に骨浸潤や転移だとしてもなすすべがないのですが・・・。
運動は少なめに、回数多く、また、マッサージも丁寧にしてあげています。

どんどん増えてくる薬と検査のため、治療費に少々参ってる飼い主ですが、サラは、何事もないようにがんばっています。

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by sarahsgarden | 2012-07-01 06:44 | 上皮向性リンパ腫
上皮向性リンパ腫(表皮向性リンパ腫)
サラの病気ことをお話します。

上皮向性リンパ腫(表皮向性リンパ腫または菌状息肉腫)
詳しくは、T細胞型悪性リンパ腫です。

リンパ腫は、犬、特にゴールデンレトリバーに多い病気ですが
皮膚組織の表面に出現するリンパ腫で、とても珍しい病気だそうです。

おととし(平成22年)の年末に真菌のような円形の脱毛が背中に現れ、真菌の治療を4ヶ月繰り返しました。しかし好転せず、これは変だと病院を変えて、組織検査で見つかったものです。多くの場合、このように真菌やアレルギーと間違えて治療が遅れるようです。今回もそのとおりになってしまいました。

最初の病院で獣医が言っていた一言が、まさにこの病気の特徴でした。しかし、ここで追求することなく、ステロイドや抗生物質の通常の皮膚炎の治療を続けることになってしまったのです。

  ・なぜ、毛の色まで白く抜けるのだろう。
  ・フケ(患部から鱗片状のフケが大量にでます。)が油っぽいのはどうしてかな?


治療方法は少なく、抑制効果があるのは、抗がん剤「ロムスチン」1種類のみ。
国内では販売されていないとかで、病院が個人輸入で入手し、月1回処方してくれています。
あとは、インターフェロン注射を週1回、ステロイド剤、抗生物質、βグルカンを毎日処方。
治療を開始して約1年になりました。
症状を維持する状態で、元気をつないでいます。
しかしこの強い抗がん剤は、肝臓や腎臓の内臓機能障害や白血球を低下させるなどの副作用があるらしく、いつまで処方できるかわかりません。

今のところ、お薬が効いて、背中全体に広がっているものの落ち着いています。
かゆみもステロイドで抑えられているのか、あまりひどくなくサラに自覚症状は少ないようです。

しかし、この後どうなるのか。
皮膚に広がって崩れてしまうのか、皮膚以外に転移するのか、あるいは強い薬で内臓機能障害を起こしてしまうのか。
治ることはできなくても私たちとともに少しでも長く、そして苦しまず一緒にいてくれるようにしてあげたいと思います。

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昨年の春、アレルギーか何かの皮膚炎だと思って清潔にするために背中の毛を全部刈られた後です。
(本当は必要なかったのね。)

※この病気の症例が少ないせいか、ネット上でも情報は少ないようです。もしかしたら同じ病気の方が情報を探しておられるかもしれないと思い掲載することにしました。
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by sarahsgarden | 2012-05-27 07:25 | 上皮向性リンパ腫